本日ご紹介するのは、『マカロニえんぴつ』のナンバーから
『ミスター・ブルースカイ』【作詞・作曲:はっとり】
歌詞全文はこちらのリンクから→https://www.uta-net.com/song/240682/
この歌の歌詞には、人間関係や内面の葛藤、希望と失望が織り交ぜられています。以下に歌詞の詳細な考察を示します。
【歌詞全体のテーマ】
この曲は、自己の不完全さや人間関係の矛盾、日常の中で感じる孤独と希望の狭間で揺れ動く感情を描いています。特に、相手への思いとその裏にある不安や疑念、そしてそれを乗り越えようとする姿勢が歌詞の中心にあります。
【各部分の考察】
猿も木から落ちるし 正義は平気で嘘をつく 生憎わたしたちヒトの子です
マカロニえんぴつ「ミスター・ブルースカイ」 作詞・作曲:はっとり
素通りしないでね しないでね?
誰しも失敗するという意味の「猿も木から落ちる」という諺と、「正義は平気で嘘をつく」いわゆる正義とされるものでも時には偽りがあるという表現を使い、人間の不完全さと偽善を指摘している。
「素通りしないでね」には、自分の存在を認めてほしい、無視しないでほしいという切実な願いが感じられます。これは他者との関係性における不安、人間関係において、認められたいという気持ちが感じられます。
あればあるで邪魔 居なきゃ居ないで不満 骨までは愛せない たまに抱き合っていたい、じつに疑り深い
マカロニえんぴつ「ミスター・ブルースカイ」 作詞・作曲:はっとり
風に揺れるメロウ
人間関係のジレンマを描写しています。相手がいると煩わしいが、いないと寂しい、完全に相手を理解することや信じて愛することはできないがたまに抱きあっていたいという矛盾が表現されており、その複雑な心境の中で感情が不安定で揺れ動く様子を「風に揺れるメロウ」と表現している。
言葉足らずでごめんな あくびの向こうで ほら探してくれ
マカロニえんぴつ「ミスター・ブルースカイ」 作詞・作曲:はっとり
自分の気持ちを言葉で伝えるのが難しいことを示し、その意味をあくびの向こう(心の奥底、深層心理)で考え理解してほしいという願望。
泣いているのは君のせいじゃないから ただ泣いてみたのは夜のせいでいいかな
マカロニえんぴつ「ミスター・ブルースカイ」 作詞・作曲:はっとり
ブルースカイ、届いてない
自分の涙の原因は相手のせいではなく、自分の心の中の闇(夜)のせいだと言っており、青空(ブルースカイ)に届かないという表現で、自分の願望や希望が叶わない現実を嘆いています。
去る者には追われてナンボだ 合わすべくはテンポだ
マカロニえんぴつ「ミスター・ブルースカイ」 作詞・作曲:はっとり
「去る者には追われてナンボだ」とは、失うことで初めてその価値に気付くという意味。
「合わすべくはテンポだ」とは、相手の気持ちの速度に合わせること。いわゆる人間関係において相手の気持ちにたって物事を考えること、思いやりの気持ちが大事だということ。
あなたに求めたのは情熱だけ、叶わぬ夢だけ
マカロニえんぴつ「ミスター・ブルースカイ」 作詞・作曲:はっとり
「情熱だけ」という部分は、相手に対する強い感情や熱意を強調しています。この情熱は一方的なものであり、相手に届いていない、または受け入れられていない可能性があります。
「叶わぬ夢だけ」という部分は、実現しない、または実現が難しい夢を追い求めていることを表しています。この夢は恋愛に関するものであり、相手との関係が思うようにいかないことを暗示しています。
答え合わせの筈が あくびをする意味まで探らないでよ
マカロニえんぴつ「ミスター・ブルースカイ」 作詞・作曲:はっとり
お互いの関係を確認をしようするも、相手に深く入り込まれること、心の奥を探られることを避けたいという気持ちが表れています。
染まりたくはないが そばに居た暮らしがちょっと好きだ
マカロニえんぴつ「ミスター・ブルースカイ」 作詞・作曲:はっとり
都会の足音、昨日と僕を素通りスルー
相手の色に染まりたくないが、相手との生活に未練があることが示されています。このような葛藤を抱いているが、都会の喧騒の中で世間は自分の過去や自分の存在なんか気にもせず通り過ぎていく。
通り雨降る 止んで流れる 余計縋って痛くなる モノクロの庭で戯け合ったのも幻になれ
マカロニえんぴつ「ミスター・ブルースカイ」 作詞・作曲:はっとり
一時的な感情の揺れや過去の楽しい時間が幻想のように感じられることを表現しています。雨が降って止むように、感情も一時的であることを示唆しています。
サヨナラグッバイ、笑ってスカイハイ とりあえずまた明日 それでもいいかい? これならいいかい?って何回も言う
マカロニえんぴつ「ミスター・ブルースカイ」 作詞・作曲:はっとり
明るく笑ってサヨナラしようするが、やはり未練があるため、とりあえずまた明日と決断を先送りにし、自分の心の中の葛藤にこれでもいいかい?これならいいかい?と何度も問いかけている様子
泣いてみたのに、ただ泣いてみたのに 捨て切れないの何でだ 捨てられないの何でた ブルースカイ、いつか届け
マカロニえんぴつ「ミスター・ブルースカイ」 作詞・作曲:はっとり
相手に対する感情を捨て切れない自分に対する問いかけと、その感情がいつか青空に届くことを願う希望を込めています。
そんなところでしょうか( ..)φメモメモ
この曲がライブのラストで流れたときは感動して泣いた(ノД`)・゜・。
はっとりの声とマッチして歌詞が心に深く刺さるのよ!
どんなに暗い状況でも、上を見れば青空はそこに広がっている。
青空を見上げることができるならば、きっといつか願いは叶う(*^-^*)
あなたが掴んだマカロニえんぴつという音楽でした(^-^)♪
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