本日ご紹介するのは、『Vaundy(バウンディ)』のナンバーから
『CHAINSAW BLOOD』【作詞・作曲:Vaundy】
歌詞全文はこちらのリンクから→https://www.uta-net.com/song/326292/
「CHAINSAW BLOOD(チェンソーブラッド)」は、アニメ「チェンソーマン」のエンディングテーマとして使用され、アニメの持つダークでエキサイティングなストーリーと見事にマッチしています。アニメのテーマとリンクした歌詞と音楽が、作品の世界観をより一層引き立てています。
バウ君のコメント↓
大好きな作品、というのはもちろん言うまでもないのですが、これだけ大好きな作品にしっかりと、色々と悩みながらも向き合って楽曲制作できたことがとても嬉しいです。
曲を作るにあたって何度も原作を読み返し、そのなかで得た「チェンソーマン」の味を噛み、飲み込み、僕なりにこの作品にふさわしいと思える音楽を吐き出せたと思っています。
「チェンソーマン」という素晴らしい作品とキャラクター達に命を吹き込むお手伝いができてたらなによりです。
アニメを全話観終わってからもう一度この曲を聴き返した時にも、面白い、と思ってもらえるような曲になってると思います。
作品とあわせて、自由に、この曲を感じてください!
それでは歌詞の意味を解説していきます(´っ・ω・)っすた~と
「CHAINSAW BLOOD」は、力強くダークなテーマを持つ楽曲で、都市の喧騒と内面の葛藤、暴力的なイメージを通じて、人間の内面の怒りや不安を表現しています。歌詞には、絶えず続く内なる戦いとそれに伴う苦悩が描かれています。
急ぐ雑踏も軽く Crackな視点
Vaundy「CHAINSAW BLOOD」作詞・作曲:Vaundy
居ても泣いても立てぬ Flatな視点
弾む鼓動は刻む Clap無しで
忘れたいほど怒るchain回して
- 急ぐ雑踏も軽く Crackな視点
このフレーズは、日常の中に感じる疎外感や現実感の喪失を表現しています。「急ぐ雑踏」という表現は、忙しい都市の生活を象徴していますが、「Crackな視点」というのは、その中で自分がどこか現実から浮いてしまっている感覚を意味します。 - 居ても泣いても立てぬ Flatな視点
この表現は、どこにいても、どのように振る舞っても何かが欠けている感覚を示しています。「Flatな視点」は感情や刺激のない、平坦で無感動な視野を指しており、自分の居場所や存在感が薄れていることへの苛立ちを表現しています。 - 弾む鼓動は刻む Clap無しで
心臓の鼓動は生きていることの証ですが、ここでは「Clap(手拍子)無しで」という表現が加えられることで、誰にも認識されず、孤独に感じていることを意味しています。周囲と同期せず、自分だけが別のリズムで生きているという孤独感を強調しています。 - 忘れたいほど怒るchain回して
「chain回して」という言葉は、怒りやストレスのループに捕らわれている状態を表しています。ここでの「怒るchain」は、過去の出来事や内面の苦悩が断ち切れず、忘れたいのに忘れられない苦しみを表現しています。心の中で渦巻く負の感情が続いている様子を、繰り返しの連鎖として描いています。
全てをかき消してEngine音
Vaundy「CHAINSAW BLOOD」作詞・作曲:Vaundy
舌鳴らし今
錆び付け黒くChainsaw blood
- 全てをかき消してEngine音
この部分では、内面的な苦痛や不安を「Engine音」でかき消そうとしている姿が描かれています。「Engine音」は大きな騒音を伴うものであり、心の中の不安や苦しみを圧倒するために外部の力や行動を使っていることを示唆しています。自己破壊的な手段で心を麻痺させようとしているとも解釈できます。 - 舌鳴らし今 錆び付け黒くChainsaw blood
「舌鳴らし」は不満や焦りを表現する行為であり、現状への不満や行動を起こさなければならない衝動を表しています。すぐに行動に移さなければならない緊迫感を示しており、その背後にある感情の激しさを強調しています。「錆び付け黒く」は、時間が経過し、古くなった感情や傷がなおも心に影響を及ぼしていることを示唆しています。これは、心の中で積もり積もった怒りや悲しみが、依然として強い影響を及ぼしている様子を描写しています。「Chainsaw blood」という表現は非常に暴力的で、内面的な激しい感情の爆発を象徴しています。
血がたぎってもう煮立ってもう
やめれない
砕ききっても穿っても止まぬ
Hu, hu, hu, hu
Tell me why cry?
Tell me why? Chainsaw blood血がたぎってもう煮立ってもう
Vaundy「CHAINSAW BLOOD」作詞・作曲:Vaundy
止まれない
血を喰らうたび悪夢また
よぎる Hu, hu, hu, hu
Tell me why cry?
Tell me why you grinning?
- 血がたぎってもう煮立ってもう やめれない(止まれない)
このフレーズでは、感情が限界に達していることが表現されています。「血がたぎる」というのは、情熱や怒りが沸騰して抑えきれない状態を意味し、「止まれない」はその衝動を制御できないことを示しています。これは、理性を超えた激しい感情の奔流を描いています。 - 砕ききっても穿っても止まぬ
どんなに心を砕いても、その怒りや情熱は止まらない。 - 血を喰らうたび悪夢また よぎる
ここでは、何度も繰り返される過ちやその結果としての苦痛が、悪夢のように何度も心をよぎることを表現しています。「血を喰らうたび」は、自己破壊的な行動や欲望が引き起こすさらなる苦痛を象徴し、それが過去のトラウマや悪夢として繰り返し現れる様子を示しています。 - Tell me why cry? Tell me why? Chainsaw blood(you grinning?)
この問いかけは、内面的な苦悩と表面的な態度の矛盾を探っています。泣く理由や笑う(grinning:ニヤニヤする)理由を問いかけることで、自分の感情を探求し、それを理解しようとする意志を示しています。また、笑顔の背後に隠された真実を求めることで、他者との表面的な関係に対する不信感も表現されています。
妄想に侵された
Vaundy「CHAINSAW BLOOD」作詞・作曲:Vaundy
右脳操作不能機能の相殺法に
使った愛の手!(ハイッ ハイッ)
笑かしたBadなSchemeを食ってしまう紳士
フワァと立ちくらみ言葉を有し
Chainsaw is 使える愛の手
あ?なんだって?
- 妄想に侵された 右脳操作不能機能の相殺法に 使った愛の手!
ここでは、現実感を失い、妄想や幻想の中で生きている状態を描写しています。現実と非現実の境界が曖昧になり、混乱した精神状態が強調されています。「右脳」は感情や創造性を司る部分であり、「操作不能」となることで、感情や創造的な思考が制御不能になっていることを示しています。「相殺法」という言葉は、これを打ち消すための方法を模索していることを示唆しており、理性的に解決するのが難しい感情の渦を描いています。「愛の手」救済や援助の意味。 - 笑かしたBadなSchemeを食ってしまう紳士
「BadなScheme」は悪巧みや陰謀を指します。「食ってしまう紳士」は、それを利用し、自分のものにすることで、状況を逆手に取る冷静さと皮肉を表現しています。この紳士の行動は、混乱した状況を逆手に取り、何とか対処しようとする姿勢を描いています。 - フワァと立ちくらみ言葉を有し
ここでは、現実感の喪失や、現実と幻想の間を漂うような感覚が描かれています。言葉を持つことで、何とか自己表現をしようとする試みが示されていますが、その言葉が本当に効果を持っているのかどうかは不確かです。 - Chainsaw is 使える愛の手 あ?なんだって?
「愛の手」は、通常は救済を意味しますが、ここでは「Chainsaw」との対比により、暴力的な方法でしか救われない状態を暗示しています。「あ?なんだって?」のフレーズは、混乱した状態での反応を表しています。何をすれば良いのかが不明瞭であり、自分自身に対しても問いかけを続ける姿勢が感じられます。ここでは、内面的な混乱や不安がピークに達していることが示されています。
見える雑踏は軽く Crackな始点
Vaundy「CHAINSAW BLOOD」作詞・作曲:Vaundy
居ても泣いても立てぬ Flatな始点
弾む鼓動は歪む Clean toneで
忘れたいから早くChain回して
全てをかき消してengine音
歯軋りで、ほら
焼き付く赤く Chainsaw blood
血がたぎってもう煮立ってもうやめれない
砕ききっても穿っても止まぬ
Hu, hu, hu, hu Tell me why cry? Tell me why? Chainsaw blood
- 弾む鼓動は歪む Clean toneで
「Clean tone」という表現は、理想的な状態や透明感を意味しますが、そこに「歪む」という言葉が加わることで、思い描いていた理想や純粋な感情が歪められてしまっている様子が表現されています。内面の純粋さが外部の影響によって変質してしまうことを描いています。
- 忘れたいから早くChain回して
ここでは、過去の痛みや現在の葛藤から逃れたいという強い欲求が表れています。「早くChain回して」というフレーズは、自己破壊的な行動によってその苦痛を紛らわせようとする姿勢を描いています。
轟いた Bad news
Vaundy「CHAINSAW BLOOD」作詞・作曲:Vaundy
平和目論む悪魔の Partyで
須く Engineかき鳴らした
Chainsaw blood
- 轟いた Bad news
このフレーズは、外部からの衝撃的な情報や出来事によって心が乱される様子を描いています。「Bad news」は、個人の内面的な不安や不満をさらに増幅させる要因となっており、社会的な不安や混乱も感じさせます。
- 平和目論む悪魔の Partyで
この表現は、平和や安定を目指す場であっても、そこに潜む危険や裏切りを示唆しています。表面的には良いことを目指しているように見えても、その裏には悪意や混乱が隠れていることを表しています。
- 須く Engineかき鳴らした
「Engineかき鳴らした」は、自己主張や衝動を抑えきれず、外部に向かってその力を発揮する様子を描写しています。ここでは、内面的な不安や混乱を発散させるために、外部の力に頼っている様子が示されています。
まとめ
「CHAINSAW BLOOD」は、内面的な葛藤や激しい感情の爆発を暴力的なメタファーで描写しています。この曲を通して、Vaundyは理性と感情の衝突、そしてその中で揺れ動く人間の心情を探求しています。暴力的なイメージを用いることで、自己破壊的な欲望や感情の制御困難さを強調し、その中で救いを求める姿勢が描かれています。
この曲は、内面的な苦悩と外部の影響が交錯する様子を強烈に表現しており、リスナーに対して深い心理的な洞察を促します。理性と感情、現実と幻想の境界を越えて、Vaundyは人間の心の複雑さとその裏に隠された希望や救いを描き出しています。
この曲カッコよすぎでしょ♪
ライブで聴いたら最高すぎて痺れます(((((( ;゚Д゚)))))ガクガクブルブル
皆さんも是非痺れに行ってください(^_-)-☆
ほんと癖になるから!中毒性ある(´▽`*)
私はこの曲をライブで聴いた時、チェーンソーで心を切り裂かれたかのような衝撃を受けた
…..Σヾ(;☆ω☆)ノギャアアーー!!
それからというもの、私の心の中でずっとチェーンソーのエンジン音が鳴り続けていて
他の音が何も聴こえない…
(꒪ཀ꒪」∠) あ?なんだって?
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他にも『Vaundy』の名曲を紹介しておりますので併せてご覧くださいρ(._.*)ρ
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