『愛のレンタル』マカロニえんぴつ。”疑似恋愛…一時的な関係性や感情の貸し借り”

本日ご紹介するのは、『マカロニえんぴつ』のナンバーから

『愛のレンタル』【作詞・作曲：はっとり】

歌詞全文はこちらのリンクから→https://www.uta-net.com/song/283630/

「愛のレンタル」における「レンタル」という表現は、水商売（キャバクラやホストクラブなど）で提供される一時的な愛や疑似恋愛のサービスを連想させます。この表現は、現実の恋愛とは異なる一時的な関係性や感情の貸し借りを示唆しています。

愛していたいのに消えてなくなってしまうなやめられないよ
マカロニえんぴつ「愛のレンタル」　作詞・作曲：はっとり

感情的にはなれない君は僕と踊ればいいずっと僕と踊ればいい
マカロニえんぴつ「愛のレンタル」　作詞・作曲：はっとり

感情的になれない君というのは、水商売では実際の恋愛感情を持ち込まずに楽しむことが求められるため。ここでいう「踊る」という表現は恋愛における比喩として使われています。恋愛における「踊る」という行為は、相互の感情共有やコミュニケーション、協調とバランス、そして変化と動きを象徴しています。また、お客に対して感情的になれないかもしれないけど僕がリードしてあげるという意味にも解釈できます。どうにかして二人の間のつながりを強め、困難な状況を共に乗り越え、心の距離を縮めようとしています。

Hey！現代をランスルーこっから先、ねえどうする？たぶん続く愛の貸し借り劣等、葛藤、ぜんぶ他人事
マカロニえんぴつ「愛のレンタル」　作詞・作曲：はっとり

現代社会を生きる中で、これからどう進んでいくのかという不確定な未来への疑問を相手に投げかけています。愛の貸し借りとは、水商売の世界でよく見られる感情のやり取りを示しています。お客さんはお金を支払い、愛や親密さを一時的に「借りる」ことができますが、それは永続的なものではありません。このままでいいのと？どうにかしてお客としての関係から抜け出したいけど、多分このままの関係が続く。それに対して、劣等感や葛藤があり、相手はこんな気持ちになっているのに他人事なのだろうという意味。

たまにはママに会いたい先生の言うこと(いいこと) 10年経って響いたぞアイ・ラブ・ユー＆ミー
マカロニえんぴつ「愛のレンタル」　作詞・作曲：はっとり

家族というのは確かな愛を与えてくれる人。先生は教育的に真面目に真っ当に生きろと指導してくれた人でその過去の教えが今になって理解できたことを表しています。愛のレンタルで心が疲れ、このままじゃいけない、まともな愛がほしい。真面目に真っ当生きなきゃいけない。「アイ・ラブ・ユー＆ミー」は自分のルーツを大事にしたい、そしてもっと自分自身を大事にしたいという意味。